買いたい物件が見つかったら？

買いたい物件が見つかったときに、売主に対して「買付証明書」を提出します。

買付証明書とは、購入希望者(買主)が売主に対し、「購入の意思」をしめすために提出する書類です。

買付証明書を売主が受け取り、売買契約締結に向けた交渉が本格的に始まります。

提出するタイミングは、実際に物件を見て、説明を受け、資金的にも物件的にも希望に沿うと思ったら提出します。

買付証明書は、契約書ではないので、提出しても購入が決まるものではありません。購入希望金額や条件 など、合意に至らないこともあります。しかし、購入の意思はしっかり伝えることができます。

また、買付証明書は、1つの物件について1人の購入希望者だけではなく、複数の購入希望者から提出されることもあります。売主にとっては、記載されている内容は交渉の優先順位を判断するための資料になります。つまり、記載する条件次第で購入希望者にとっては優先交渉ができるような書類にもなりえます。

買付証明書は、あくまで購入の意思表示であり、法的拘束力がないので取り下げても (キャンセルしても) 特に ペナルティはありません。しかし、売主がいる以上、一方的に交渉を打ち切っても良いというわけではありませんし、信用・信頼を失います。後先を考えず、安易に提出するのはやめましょう。

一般的に、買付証明書の用紙は不動産仲介会社が用意しますが、決まった書式はありません。

記入する項目は下記の通りです。

●購入する土地・建物・マンション名などの情報

●購入希望金額

●手付金、残金など購入希望金額の内訳

●契約締結日

●引渡し希望日

●融資利用の有無

●買付証明書の有効期限

●買主情報(名前・勤務先・年収など)、捺印

●その他(特に希望や相談がある場合)

買付証明書のご説明は以上です。

 “この物件を買いたい!!” と思っていただける物件とめぐり合うことができるよう、ご提案するのがわたしたちの仕事です。オウチに関するご相談はいつでもお待ちしてます♪♪

執筆者　家づくりカウンター武蔵小金井店　永富　有紀