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住宅ローンの審査(担保評価編)

住宅ローンの審査について、今回は担保評価と呼ばれるものについてご説明します。

住宅ローンはすごくシンプルに表しますと、購入物件を担保に入れて、購入・建築資金を借入します。

そのため、購入物件がそもそも担保として適格であるかどうかを金融機関によって審査されます。

例えばですが、3000万円の借入を行うのに、物件として1000万しか価値がないと金融機関より審査されてしまいますと、貸し倒れのリスクが大きくなりますので、審査に落ちてしまいます。

ですので、「審査に落ちた」という結果のみ見てしまいますと、もうだめなんだ・・・と思ってしまうお客様も多いですが、物件を変えると借入ができる場合もございます。

では、どういう物件であれば担保評価的にも問題なく借り入れができるかというと、

①再建築ができる土地であること

②建物がある場合は耐用年数以内かつ新耐震基準であること

簡単に言えば上記二種類になります。

その他詳細は各金融機関により異なりますが、反対に①②がクリアできない物件はどの金融機関でも難しく、融資が可能な場合であっても、金利が通常よりも高く出てきたり、自己資金の投入額が多く必要だったりと条件面で悪い結果が出やすいです。

また、担保評価との乖離が大きくなればなるほど審査のハードルも上がってきます。

そのため、諸費用も含めてのローンなどですと、現時点では比較的対応している金融機関も多くございますが、今後条件が厳しくなりますと難しくなってくる可能性もございます。

自己資金さえあれば借りられるパターンは多くございますが、反面自己資金をそれほど入れなくても借入がしやすいのはタイミング次第です。(2025年2月現在はまだしやすいです)

今購入するかどうかは置いておいても、いつか購入しようと思われる場合は、一度、今どのような条件でご購入されたいのかについてお考えになるのはいい機会かもしれませんね。

執筆者 家づくりカウンター本店 佐々木陸