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住宅ローン審査のポイント(借入金額編)

住宅ローンの審査には様々な観点があります。
その中でも、借入金額について本コラムではご紹介いたします。
借入金額は「物件価格の何%」かが大きな要素になります。
大きな金額(1億円以上)の住宅ローンを借りる場合は金額そのものも影響する部分はございますが、あまり一般的ではないので本コラムでは割愛いたします。
物件価格>借入金額になればなるほど、銀行としては安心材料です。
担保評価についてのコラムでも書きましたが、住宅ローンを検討する際には、銀行側がどのくらいの価値がある物件かという評価をします。
仮にローンを借りた人がローンを返せなくなった場合に、銀行側が損をしないように、ということですね。
ですので、例えばですが物件価格が3000万円の物件に対して、諸費用である10%も込みで合計3300万円でローンを組もうとする場合、
諸費用分の300万円に関しては、何か不動産のような形のあるものの費用を借りているわけではなく、手続きにかかる費用や融資費用などの支払いのものになります。
そうしますと、返ってくる見込みが物件価格のみのローンと比べますと低くなりますので審査としては厳しめになります。
審査の厳しさで表しますと、
110%ローン(自己資金0円)
109~105%ローン(自己資金を手付金の額のみ)
100%ローン(諸費用を自己資金で支払う)
99%~ローン(諸費用+物件価格の一部を自己資金で支払う)
の順序で難しいです。
その中でも、100%を越えるローンについては若干審査の厳しさが変わります。
ですが低金利で借入年数の規定なども緩くしている現在では、できるだけ金額を借りてご現金は手元に残しておく方がファイナンシャルプランニング上は有効な側面もございます。
そのためそれぞれの御家計事情、資金のシミュレーションにより、何%のローンを組むべきかというのは変わってまいります。
家づくりカウンターでは資金のシミュレーションや御家計のチェックも行っております。
お気軽にご相談下さい。
執筆者 家づくりカウンター本店 佐々木陸