- 不動産取得
- 家/不動産を買う
- 家を建てる
- #家づくりコラム
金利が上がった今、住宅購入は待つべき?
住宅ローンの金利が上がっている今、「もう少し待った方がいいのでは?」と考える方も増えています。実際、2026年9月の変動金利は、大手銀行の新規借入で1%台前半まで上昇しています。少し前までの低金利を知っている方ほど、1%を超えたことに不安を感じるかもしれません。
もちろん、金利は住宅購入を考えるうえで大切な指標です。ただ、金利だけで「今は買い時ではない」と決めてしまってよいのでしょうか。
一度立ち返っていただきたいのが、「なぜ家を買おうと思ったのか」ということです。子どもが生まれた、今の家が手狭になった、家賃を払い続けることに疑問を感じた、将来に向けて自分たちの住まいを持ちたい――。住宅購入のきっかけは、金利だけではありません。
さらに、住宅価格を左右するのも金利だけではありません。2026年の地価調査では、全国の住宅地が5年連続で上昇し、東京圏の住宅地は前年比4.0%上昇しました。建築費についても、土地価格だけでなく、資材価格や人件費の上昇、さらに石油化学製品の値上がり(いわゆる「ナフサショック」)など複数の要因が影響しています。
もちろん、「待つ」という選択が間違いなわけではありません。ただし、待っている間に金利が下がるとは限らず、その一方で土地や建築費が上がる可能性もあります。だからこそ、一つの数字だけで判断しないことが大切です。
だからといって、「価格が上がったから家を諦める」という結論にする必要もありません。
私たちは誰もが特別な年収を得られるわけではありません。当然、注文住宅であっても、立地・広さ・設備・性能・デザインのすべてを思うがままに叶えられるわけではありません。大切なのは、限られた予算の中で「何を絶対に叶えたいのか」「どこなら調整できるのか」を整理することです。
金利が何%なら買い時なのか、住宅価格がいくらなら正解なのか。その答えは誰にとっても同じではありません。金利や価格の動きを知ることは大切ですが、それ以上に、自分たちが家を持ちたい理由と、無理なく続けられる資金計画を照らし合わせること。今の住宅購入では、それが最も大切なのではないでしょうか。
執筆者 家づくりカウンターゆめが丘ソラトス店 藤原